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入れ歯

高齢男性が悩む様子

入れ歯のお悩みはありませんか?

歯がなくなったままで入れ歯を入れていないと、しっかりと噛めないため、噛まずに食べれるものだけの食事となってしまいます。
このような噛まないこと(体を動かさないこと)と低栄養が相互に増悪させてしまい、全身の筋肉だけでなくお口の周りの筋肉も衰えも加速させてしまい、介護予備軍入りとなってしまいます。そのままにしていると、誤嚥性肺炎、認知症、要介護状態になりやすいなどさまざまな全身の病気につながることもわかってきました。

保険外の入れ歯について

保険外の入れ歯種類

  • 金属床義歯(入れ歯)

    入れ歯の主要部分をプラスチックから金属にした入れ歯です。
    保険の入れ歯とは違い、丈夫なうえ、薄く作れるため違和感もより少なく、また金属を使用しているので、冷たい食べ物はより冷たく、熱いものはより熱く味わえます。
    金属床義歯の場合には、針金の部分などの金属部分が壊れても、レーザー溶接により修理が可能となり、より長くご使用できるようになりました。金属にチタンを使用すれば、保険の入れ歯より軽く作れます。

  • アッタチメントデンチャー

    アタッチメントという装置を使って作る部分入れ歯です。針金をなくした見た目をすっきりとさせた見栄えの良い部分入れ歯です。
    針金をかけれるほどしっかりしていない歯でもこの装置により、利用できることがあります。

  • ノンクラスプデンチャー

    新技術から生まれたより自然で美しい「金属のバネのない」入れ歯です。弾力性のある樹脂がバネの代わりをします。

歯の終活ススメ

  • ご高齢の方には「歯の終活」もご提案させていただいております

    今まではお口のケアができて、やっと保たれていた歯も、急なご病気で入院することになったり、手足などのお身体が不自由になったりした場合には、十分に磨けなくなり、その歯がグラグラになったり、歯茎が腫れて食べれない、しかし歯科医院に行きたくてもご自身の足では簡単には行けないなど、とても困った状況になる可能性があります。
    もちろんそのような場合には歯科往診に伺いますが、できることには残念ながら限りがあります。

    このようなことをできるだけ防ぐために、歯の手入れが少々の間できない状況にたとえなったとしても直ぐに困ることがないように、70歳以上の患者さんには、下記の通り提案させていただいております。

    1. 近い将来持たないような歯は、抜けるうちに抜いておきましょう。残り少ない歯を抜くのは、とてもつらく気は決してすすまないとは思いますが、とても大切なことです。

    2. むし歯になりにくいように、合っていない詰め物や被せ物をやり直しておく。

    3. 歯茎に合いしっかりと咬める、これは保険外の金属床となりますが少々のことでは割れたり壊れたりしない最後の入れ歯を作る。

  • 東京大学 柏スタディー 2017とは

    脳疾患などの疾病や転倒などの事故により、健常な状態から突然要介護状態に移行することもありますが、ほとんどの高齢者は徐々に要介護状態に陥ると考えらています。
    「元気に自立して日常生活を送ることができる健康寿命」を伸ばすには何に気を付けてどうすれば良いのかを調べるために、東京大学高齢社会総合研究機構飯島研究室が千葉県柏市在住高齢者(自立/要支援)約2,000名を対象とした大規模高齢者コホート調査(柏スタディ)を実施し、その結果をサルコペニア(加齢による筋力量の減少)診療ガイドライン2017年版として発表されています。

    「オーラルフレイル」とは直訳すると「口の虚弱、衰え」のことです。「最近、食事のときにむせるようになった。」「硬い物が食べにくくなった。」など、ささいなトラブルをきっかけに口の筋力低下がすすみ、低栄養や誤えん性肺炎、認知症など、さまざまな全身の病気につながることがわかってきました。
    またオーラルフレイルの人は、そうでない人に比べ、4年後の死亡リスクが2.09倍、要介護リスクが2.35倍になると発表されています。
    このように、「元気に自立して日常生活を送ることができる健康寿命」を伸ばすためにはちゃんと噛めるお口の状態、入れ歯は欠かせないようです。

    フレイル予防東京都医師会(外部サイト)

歯は健康の窓口

笑顔で食事をする高齢の男性と女性

8020(80歳で20本歯がある人は、好きなものが大体食べられることができ、活動的で寝たきりにもなりにくい)実現のために最も確実な道は、ホームケアとプロケア(PMTC)だと考えています。
今ある歯を出来るだけ長く保ちたい方は今からでも遅くはありません。ぜひともPMTCをお勧めいたします。

歯の数と健康寿命(外部サイト)